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どん底行きたい

新宿にあるお店「どん底」

こんど友達と行く約束になっている。

で、確か映画にそのタイトルあったなと黒澤映画のほうではなく、

ジャン・ギャバン主演の「どん底」を借りた。

愛は強制できない

ジャン・ギャバンと女性のやり取りのなかに出てくる、こころに残る台詞。

そうなんだよね。

自分の心さえ強制することはできないのだから。

あと一本、フランソワ・トリュフォー監督の「終電車」

パッケージの絵は和田誠さん。

トリュフォー監督といえば昔、「アデルの恋の物語」を、早朝から並んで文化村の映画館で観た事がある。

日本初公開でトリュフォーの奥さまが来日して舞台挨拶をしておられた。

並んでいるとき、映画おたくばかりの中にうもれていたので、薀蓄がいやでも耳にはいってくる。

“映画を女優で観るなんて邪道だ”なんて話してる。

「わたしのなかでは映画のなかの女優は重要なんだけどな…」

なんてお腹のなかで反論していた。

ドヌーヴは「シェルブールの雨傘」が可憐でよい。

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