湿気の街
日曜日、いいお天気なので午後2時ごろ、やや遅めだが出かけることにした。
以前世田谷線の車窓からながめ、ぜひ下車してみたいと思った山下・宮の坂あたりへ。
山下は小田急線 豪徳寺駅ととなりあっているが、ちいさな商店街と住宅に囲まれていて、駅前の開けたかんじがない。
細くくねった道には昭和のかおりが十分残っていた。
廃線跡らしき小道もある。
宮の坂方面をめざしながら路地をゆく。
線路沿いを行き、ふと左を見ると木が生い茂っているので歩いてゆくと高い塀越しに卒塔婆が見えた。
豪徳寺だ。
せっかくなので入ろうと、塀伝いに歩きながら「敷地広いな~」なんて思っていると門があった。
「裏門」御用の方は正面入り口へとある。
塀伝いにまた歩く。
塀からは背の高い杉林が見えている。
このアスファルトの道へ、豪徳寺から森の中のような湿気をおびた空気がただよってくる。
とぼとぼ歩き、角をまがってようやく門へたどり着くと
「ここは東門。御用の方はこの先の角をまがり50m先の門からどうぞ」
というようなことがかいてある。
注文の多い料理店か!とひとり突っ込みをしつつ、こんどこそ正門へ着いた。
井伊家のお墓があるそうで、お墓めぐりをしている方々とすれ違いながら
せめて直弼のお墓くらい見ていこうかと思ったが、日が落ちてしまいそうなので
早々に豪徳寺をあとにした。
門を出て、まだ歩いてない豪徳寺の塀沿いを行きながら線路方面へ行こうとすると
おびただしい量の湿気なのだろう、この写真をごらんあれ。
昨日雨が降ったから湿気を感じるのかと思いきや
豪徳寺の塀の反対側の住宅は大変なことに。
つづいて宮の坂へ。、世田谷八幡宮辺りからさらに上町へと足をのばす。
道幅の広い住宅街で風通しもよさそうなものだが、またまた酷い湿気住宅を発見。
世田谷豪徳寺付近の歴史に関係あるのかしらん。
上町駅前。見覚えあると思ったら、ボロ市のときの下車駅だった。
…日はまもなく落ち
青い影が色濃くなる
さて、こころの火種であたたまろうか
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