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近所のスーパーの帰り、空が騒がしい。
見上げると、二階建ての家の屋根にカラスが群がっている。
カラスが家の屋根にとまって3回鳴くと不吉だとかなんとかというジンクスを思い出し
まさか~なんて歩きながら眺める。
どうやら中央にいるカラスが足に何か握っているようだ。
よく見ると、それはオレンジ色した鮭の切り身だった。
どこで手に入れたのか、欠けのない形よい切り身なのだ。
戦利品を独り占めできず、鮭をにぎりしめたまま逃げ惑う姿がおかしかった。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そで山さんの参加している
へ行ってきた。
いろんなZINEがあって参考になる。
それにしても廃校になった小学校かなんかだよね、ここ。
若い人が集まってて良かった。
あと、上路さんに教えてもらった
GRAPHIC TRIAL 2011(印刷博物館)へも行った。
色を出すことにこんなに技術とアイデアを駆使してることに感動。
今月のコムは、終電なくなりタクシーで帰る。
とんでもない料金になりましたとさ。
「橋の上、トリスと女」
今、トリスがこんな復活を遂げてうれしいなぁ。
戦後、安酒のトリスは爆発的に庶民に愛された。
町にはトリスバーが何軒もあった。
私は昨年夏、
浅草にある「今従(いましょう)」というトリスバーへ行った。
人の気配のなくなった、夜の浅草商店街に
80歳過ぎの娼婦が首をたれ
ポツリ、ポツリと立っていた。
それを尻目に
私は何やってるんだろうかと思いつつ
たったひとり、風前の灯であるトリスバーへ乗り込む。
主人は止まり木に足をのせ、眠っていた。
昭和24年から続く、バーである。
「すみません、入っても大丈夫ですか?」
と主人を驚かせないよう
そっと声をかけてみる。
客は誰もいない。
寡黙、それでいて誠実さと品を感じる店主。
わたしはほっとした。
テレビでは石川僚のゴルフ中継をやっている。
今時のフラットなテレビが店に似つかわしくない。
待ちに待ったトリスバーで
注文をしようと店主の後ろの酒瓶の列を見る。
トリスがない!
トリスがないのだ。
「トリスはもうやってないのですか?」
…最近、やめたそうだ。
戦後間もないころに創業
「もう、当時からやっているトリスバーなんて
うちくらいなものじゃないの?」とご主人。
「最近、ハイボールがまた流行ってきてますから
トリスやるといいんじゃないですか」
なんて生意気言ってみる。
これは昨年夏、まだトリスのハイボールが大々的に復活を遂げる以前の会話である。
トリスバーで「Tハイ」と通ぶって注文するまでは、
とうより、昔の人を真似て注文するまでは
ハイボールデビューはしないと決めていたのに
小さな夢は儚く消えた。
一足遅かったことに悔いを感じながら
Tハイを作りつづけたご主人の手による
サントリーホワイトと角で、めでたくハイボールデビューと相成った。
浅草の宿へと帰る道中、目にした
「娼婦とひったくりに注意」というような張り紙が
なんだか物悲しかった。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
今年の七夕は
表参道の山陽堂へ。
今、安西水丸先生の個展がやっているのだ。
そのトークショーへ出かけた。
定員20名と少人数でいい空間。
先生おすすめの本など、ご紹介いただく。
二次会は日本酒パーティー。
センスのいいおつまみ
そのおつまみの包み紙が
そのまま短冊になり願い事を書く。
楽しい宵でした。
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