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くだらないお話

先日総武線に乗り、目を閉じてうつらうつらしていたときのこと。

どこかの駅に電車が停車し、プシューッと扉が開く音がする。走ってはドアが開き、閉じては走るという単調な音は同じようなリズムでつづく。

が、その規則はやぶられた。

プシューッと開いた瞬間、ドスンドスンドスドスドスッみたいな地響きとともに、巨大な塊がわたしのそばへ近づいてきた。

目を閉じていたわたしは、恐怖感で目をあけた。

ドアが開くとともに、太った巨漢の男性がわたしの左隣の席めがけて全力で突進してきたのだ。

まるでSWATが、犯人の立てこもる事件現場に突入したような素早さだった。

びっくりした。

数日前に新宿駅で女性による通り魔殺人があったばかりだから勘弁してよーと思いつつ、また目をとじた。

となりの巨漢は終始何やらブツブツ呟いている。

怖いので目をとじてじっとしていた。

周囲のひとたちも警戒しているようだった。

やがてわたしの下車駅に着き、わたしが立ち上がるそぶりをみせると、

わたしの右隣の若い女性が不自然にそわそわしだした。

わたしが降りてしまうとバリケードがなくなり、ひとつ席をとばして巨漢席となるからだろう。

「ごめんなさい、わたしは降りますよ」と心で謝って無事に脱出したのだった。

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