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2012年5月

狭間

Photo

「東京夜曲」イメージ画 (紙の裏の落書きが透けているじゃないか)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

東京夜曲(市川準監督)というDVDを観た。

くたびれてしまった大人たちにときめかなかった。

まだこういう心境には達していないからだろうか。

今日はこんな夢で目覚めた

突然の雨

わたしは大きなパラソルの下

折りたたみのパイプ椅子に座り、静かに降る雨を見つめた

同じパラソルの下 きみも駆け込んできた

制服についた雨のしずくを 真っ白いタオルでぬぐって

なにも物言わず

視界の隅できみを捉えながら

ふたりうつむいたまま

きみを想ったまま

くたびれてしたまったおとなと、膨らむ想いを胸に秘めている十代の

そんな狭間にいるんだな

続・DVD屋のおじさん

7月の個展に向け、やることはたくさん。

絵の構図で悩む悩む。

えー、続・DVD屋のおじさん話してもいいですか。

今日、久しぶりに行ったのです、DVD借りに。

いろいろ物色していると、例のおじさん、返却されたDVDを棚にもどす作業をしておりました。

あー、今日もいるんだな、まぁレジは若いお兄さんふたり体制でやってるし十分か、なんてチラと思いながら。

観たいものを選び終わっていざレジへ向かうと、ふたりのお兄さんは接客中で、並んでるのはわたしひとり。

そのとき、ななめ後ろから例のおじさんがスタスタやってきて、不意にわたしの持っているDVDのかごをヒョイッとわたしの手から無言ですくって奪うと、レジカウンターに入り、どうぞーと言うではありませんか。

意外な登場の仕方だった。颯爽としていた。

笑いそうになりながら、バーコードスキャンを見ていると、はじまったはじまった。

江戸川乱歩の「陰獣」

おじさん「これはね、ひたすらローアングルですよ」

わたし「そうなんですか」

「太陽を盗んだ男」(ジュリーです)

おじさん「○○デパートの前で無許可で撮影して逮捕者がでたんだよね、これ」

わたし「無許可ですか」

おじさん「そう、むきょきゃ、いや、むきょ、むきょか(笑)」

わたし「(笑)へぇー」

おじさん「小栗旬ているでしょ、あの人がね、この映画のリメイクがどうしてもやりたいって言ってるみたいなんだけど、周りから“俳優生命終わるからやめたほうがいい”って言われてるんだって。この映画はファン多いからね」

わたし「うーん(確かにリメイクすると元を超えられないよね…)」

おじさん「水谷豊と西田敏行が出てくるんだけど、ほんの一瞬だからうっかりしてると見逃しちゃうから気をつけて」

おじさんがしゃべっていると、横の若い店員さんがまた横目でちらっと見ていた。

おじさんはこの方に似てるかも。

Images

このころの宝田明。

うん、似てる(笑)

正夢

Photo_2

先日、友達の展示を見たりで谷根千のあたりをブラブラ 。

Photo_3

あんなにいいお天気だったのに、にわかに雲行きがあやしくなり、ぽつぽつと来た。

近くにあった旧安田楠雄邸を見学しながら雨宿り。

ここで抹茶と和菓子をいただく。

この和室のとなりの部屋の2畳分の畳をとりのぞくと、そこには防空壕の入り口があるとか。

8月には防空壕に入れる日もあるらしいのでまた来たい。

Photo_4

止まぬ雨を見ていても時間が過ぎ行くだけなので

折りたたみ傘をひらき、上野方面へ歩き出す。

アメ横をぐるぐる、作家のS氏を見かける。

雨は止み、電車に乗って友達がやっているお店へ。

前日に思い立ち、初めて行ったのだ。

そこで生涯記憶に強くのこるだろう嬉しい出来事があった。

実はその日の朝、正夢で目覚めた。

正夢はときどき見るので今日のもそれだとわかった。

一日中それが気にかかかっていたが、何も起こらなかった。

けれど、その日の終わり近くなって、正夢が本当に正夢になった。

偶然などというものはなく、すべては必然で起こるべくして起こっているのだそうだ。

それにしてもなんという奇跡なのだろう。

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