仮面の告白
三島由紀夫の小説を読んでいる。
これで二回目だったかな、一度目は流し読み、今回はいたるところに出てくる比喩に足をとめながらなのでとても時間がかかる。
仮面。
ブログなどでは、内実ってかけないよねって思う。
あたりまえだけど。
差しさわりのないことや楽しかったかな、という部分だけを書くことになる。
だからほんとうの悲しみは抜け落ち、叫びは目に見えない。
元気そうだったのにとか、悩んでいるように見えなかったとか、
そうは見えないように振舞っているから見えないだけなのに。
軌道をはずれたとしても、そうしていなければ保てないことだってある。
(犯罪は別として)
何が正しいかなんて分かっている。
きっと誰もが少なからず仮面をかぶっていると思うのだけれど、
その仮面のしたで、不器用に苦しんでいるひともいるんだよねって、
自分のことだったり誰かのことだったりいろいろ考えながら、晩ごはんの買出しがてら町を彷徨った。
昨日は西荻窪でのライブに行った。
「オゾンのダンス」はタブラの音色によく似合う。
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