善と悪
中秋の名月、吉祥寺に行った。
この日は曇りで残念ながら月は見えない
きみはどこか憔悴していた
ぼくを悲しそうに見ていたね
せつなかったよ
無理に笑おうとしていた
こわれそうなきみ
とても尖っていた
目も声も
きみは便りをゴカイしたまま暗闇をさまよっているんだ
もういちど便りを書こう
そしたら
大塚みたいにはじけるような喜びにあふれてくれるだろうか
汽車は自分であると
ぼくにわかるように言ってくれている
終着駅を目指す気持ちは変わらないと
「きみは死んだほうがいい」
そんなふうになってしまっているんだね、きみたちの関係は
とてもショッキングな内容だった
某記事にあった浅田次郎さんの言葉
「知った人間に話せば相手の耳が腐る
知らぬ人間に話せばこっちの口が腐る
だが 話さずにいれば胸がくさっちまう」
きみの「思い」はなんだって歌になる
善も悪も
誰かにとっての悪は
ぼくらの善なのだろうか
そう信じていきなっせ、だ
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